gearheadの紹介
この記事は、Roguelike Advent Calender 2018の20日目の記事です。
ごあいさつ
みなさん、ガンダムNTはご覧になりましたか?
文章だけつらつら書いてしまったので、数枚スクショを載せてみます。
カレンダー21日目は、alice_fexaさんの「今までに遊んだローグライク系ゲームの紹介」です。
UC見た方は見ましょうね。
わたしはナラティブガンダムの素体のやせっぽち具合が好きです。
もしくは、「星と翼のパラドクス」は遊ばれましたか?
両手のレバー+両足のペダルで雰囲気づくりもばっちりな、つい最近アーケードで出たロボットゲーです。
普通に100円で遊べるので、ゲーセンに行かれた際にはぜひお試しください。
なんで急にロボットの話を始めたかといいますと、本日はロボットものの紹介だからです。
(たぶん)ローグライク界が誇るロボットゲーの「gearhead」を紹介いたします。
概要
gearheadは、いわゆる「ローグライク」の一種です。
ただし、「永続的な死」はなく、死亡してもキャラクターが消滅することはありません。
ただし、ある意味命より大事な、「メック」(巨大ロボット)が破壊されることはあります。
シレンとかで言う、やられると装備品を失うことをイメージしてください。
キャラクターはレベル式ではなく、様々な行動で得た経験値をスキルに割り振ることで成長していきます。
スキルはメックの扱いを上達させるもの、人間用武器の扱いを上達させるもの、工作を上達させるものなどさまざまです。
世界観としては、巨大ロボットが闊歩する未来的な雰囲気でありながら、おおむね治安が悪いです。
町で地元の賊が幅を利かせていたり、町の外を移動してるだけで賊に襲われたり、あちこちの町が脅威に晒されていたりします。
あまつさえ、海賊が集落を形成していたりします。(取引もできます)
また、資源が不足しており、貧困に悩む村もあります。
その一方、宇宙港がある大きな都市があったり、温泉街もあったりします。(宇宙には行けません)
そんな世界で、あなたはメック乗りの戦士として(戦士じゃなくてもいいですが)生きていくことになります。
なおローグライクではあるのですが、ダンジョンを潜っていく要素はメインではありません。
ローグライク的要素は、敵や戦場が自動生成される点に主に生かされています。
ですので、『メックパイロットを題材としたRPG』と言ったほうがしっくり来るかもしれません。
特徴
長所短所を挙げるのがヘタなので、特徴的な点を挙げていきます。
- メック
「巨大ロボット」なのですが、さらにサイズが2種類に分かれています。
小さいほうが若干安価で、また基本的に小さいほうは大きいほうに勝てません。
メックはお店で売っていますし、持っている人から譲り受けることもあります。
また、どこかに放棄されたメックがあることも・・
メックは、下記の9種類に大きく分けられます。
名称 | 型 |
---|---|
バトロイド | 人型 |
ゾアノイド | 陸上動物型 |
グラウンドハガー | 戦車型 |
アラーチノイド | 多脚型 |
エアロファイター | 飛行機型 |
オーニソイド | 鳥型 |
ガウォーク | 足+飛行機型 |
ホバーファイター | ヘリコプター型 |
グラウンドカー | 車型 |
この中から一種を相棒に選びます。
使ってみたい型はありましたか?
戦闘するのが主な目的なので、車とかを選んでしまうと苦労するかもしれません。
- 工作
武器を「装備する」(手やハードポイントに持たせる)のとは別に、組み込むことができます。
頭部にバルカン砲を付けることも、胴体に大口径ビーム砲を付けることも、
尻尾に剣を付けることも自由自在です。
また、武器だけでなく部品も組み替えることができます。
ということで、戦車に砲塔を追加することもできます。
もはや「主砲が二門」どころではありませんし、わたしも絵面は想像がつきません。
もちろん、手や足や翼や尻尾をいくら増やしても問題ありません。
(工作スキルが高くないと、そんなにたくさんは付けられませんが)
またどんなに便利でも、付ければ当然重たくなることも忘れてはいけません。
- 部位システム
例えば人間なら、頭・胴・右手・左手・右足・左足といった具合です。
足を半数以上(人間なら1つ以上)破壊されれば移動できなくなりますし、手が破壊されればその手では武器を使えなくなります。
生き物は頭か胴を破壊されたらその時点で死亡しますし、メックはコクピットかエンジンがある部位を破壊されたら機能停止します。
(エンジンが破壊されたらそのメックは永久に失われます!!)
- 狙い撃ちシステム
命中率は少し落ちますが、頭や胴体を狙って早く勝負をつけたり、装甲が薄い箇所を狙うなど、
敵の性質を理解することで戦い方に幅を持たせられます。
生物は頭に装甲を付けていないこともままあるので、
スナイパーライフルやらリボルバーやらで格好良くヘッドショットを決めるようなプレイも可能です。
- 鹵獲システム
中の人がいなくなったメックを頂戴することができます。
メックは買うと結構高いので、運良く(または狙って)コクピットの破壊が発生すれば、
資金を浮かせることができます。
敵メックの中の人はミンチよりひどい状態になっているかもしれませんが、
コクピットは直せば普通に使えるので気にしなくて大丈夫です。
また、中の人を排除する方法は他にもあります。
メックがダメージを受けた際に、衝撃で中の人もダメージを受けることがあります。
そのダメージで中の人が死亡した場合、メックを奪い取ることができます。
装甲が薄すぎて、被弾すると中の人が大変なことになるようなロボットを思い浮かべてください。
おそらく、大体ああいう事になってます。
- 装甲システム
もちろん、人間は自前では装甲を持っていません。
生物では、蟹などが自前で装甲(甲羅)を持っており、漠然と攻撃していてもなかなか中身にダメージを与えることができません。
装甲と同時に中身にもダメージを与える、徹甲弾のような武器もあります。
- 武器の種類
また、実体の射撃武器は「ミサイル」かそれ以外かに分かれます。
エネルギー兵器は、使う際にメックのエネルギーを消費する必要があり、エネルギーが足りないとメックの性能が低下していきます。
ビームライフルとかの使い過ぎで、エネルギーが枯渇するロボットを思い浮かべながら撃ってもらえればと思います。
なお、人間が携行するサイズのエネルギー兵器も存在し、そちらは残りエネルギーを気にせずにいくらでも使うことができます。
武器自体の残りエネルギーは気にしないでください。
- 連射システム
いくら撃っても所要時間は変わらないのでたくさん撃ちたくなるところですが、
実体武器は撃っただけ残弾数が減りますし、エネルギー武器はメックのエネルギー消費が激しくなります。
また、どちらにしても武器ごとに最大連射数が決められていて、それより多くは撃てません。
「威力は高いけど連射数が少ない」といった武器もあります。
ただし、「ミサイル」系の武器だけは連射数に制限がなく、その気になれば全弾をいっぺんに撃つことができます。
仮に弾数が128発の武器があれば、最大で一度に128回攻撃することができます。
そんな攻撃をしたら、大抵の敵は粉々になるでしょう。
- 弾倉システム
弾がなくなってしまった時のために、「弾倉」がアイテムとして存在しています。
しかも、単にリロードするだけでなく、元とは違う特殊な弾丸が込められた弾倉も存在します。
相手に毒を与えたり、装甲を貫通する徹甲弾だったりを使い分けることで、
一味違う戦闘を楽しめます。
なお、エネルギー兵器の銃器は弾倉が存在しないため、特殊効果を与えることはできません。
ご存知の方は、女神転生シリーズの銃を想像してもらえるとイメージに近いです。
- ドローン
武器の中に、ドローン(無人機)を射出するものがあります。
撃ち出されたドローンは、自立稼働して敵を攻撃します。
一緒に集中攻撃をかけることもできますし、ドローンに一方を任せて自分がもう一方を見る、といった使い方もできます。
つまり、(思い通りに動くとは限りませんが)某サイコミュ兵器のようなものです。
- 移動システム
歩行・走行・ホバー・飛行の4つを選択できます。
例えば、足があって翼がついていれば歩行と飛行ができますし、
ローラーや履帯とホバージェットがついていれば走行とホバーができます。
移動方法によって、命中率・回避率や視界の大小、地形から受ける影響などさまざまなので、
ゲームに慣れてきたらこだわりたいポイントになります。
もちろん、ご自分が理想とするロボットがどう移動するか?で考えても全然OKです。
さすがに戦車は飛べませんが。
- サイバーウェア
眼球から筋肉から脳髄まで、色々な箇所を置き換えて自分を強化することができます。
パーツはその辺のお店で売っていますし、ネイルショップ的な感覚で組み込むことも、
大きな病院に手術を依頼することもできます。
ただし、安い手術には副作用のリスクがあることも・・
- 詰まない
最初からにすると、チュートリアルでけっこうまともなバトロイドを1機もらえるので、
メックを喪失して買うお金もない場合は、最初からにすることで簡単に立て直すことができます。
おそらく本来は周回プレイ用の機能なのでしょうが、
せっかく苦楽を共にした(というか苦労させてきた)キャラクターでの冒険の続行が困難になってしまっても、一応救済措置は用意されています。
もちろん、潔くキャラクターを作り直してもOKです。
スクリーンショット
文章だけつらつら書いてしまったので、数枚スクショを載せてみます。
なおgearheadは、ローグライクには珍しくGUI(文字じゃない)表記でのプレイがメジャーです。
画面はこんな感じで、1マスに1キャラが入っているクォータービューです。
これはメックでの戦闘画面です。
テンキーでの移動が主なので、おそらくそんなに違和感は無いとおもいます。
これは人間での戦闘兼探索画面です。
メックの戦闘は必ず専用の戦闘マップに移動しますが、
人間のときはダンジョンの探索と戦闘はシームレスに行います。
この主人公"popom"は、巨大な蟹とショットガンで渡り合おうとしていますが、蟹の装甲が固すぎて苦労しています。
メック乗りとはいえ、ダンジョンに入って敵と戦うことは皆無ではないので、体も鍛えないといけません。
この後の"popom"の運命はいかに・・
(弾が切れたので逃げました)
戦闘の前に、このように敵が話しかけてくることがあります。
選択肢によっては戦闘を回避できることも・・
ただし、戦闘を否定するような腰抜けは、世間からそれ相応の目で見られてしまいます。
これは、今わたしがプレイしているデータの戦車型メックです。
他にもう一つ戦車を手に入れて、そちらの砲塔を移植したので
なんと砲塔が2つついています。
(既に変だと思いますが)この後いったいどんな変態改造を施せるのか、これから楽しみです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
文脈もなくいろいろと特徴を並べてしまいましたが、どこかピンとくるものがあれば幸いです。
gearheadはwikiも充実しているので、よろしければ遊んでみてください。
永続的な死にちょっと疲れてしまった方、巨大ロボットを乗り回したい方、
サイバーパンクな殺伐とした世界でロールプレイを楽しみたい方など、
よろしければ遊んでみてください。
明日は?
カレンダー21日目は、alice_fexaさんの「今までに遊んだローグライク系ゲームの紹介」です。